この建物は【分譲マンション】それとも【賃貸】?見分け方のポイントを解説

マンション

サラ管ブログのはじめに 

他人任せで本当に良いのですか?あなたの約8割もの財産を‼

仮にマンションの購入金額が3000万円だとします。

その内あなたが直接享受できる利益はせいぜい約2割の600万円分しかありません。

実際、あなたの部屋を見渡してください。

3000万円分の価値を実感できますか?

あなたの目で見えるものが約2割の価値という事です。(キッチン・ユニットバス・洗面・扉等の造作・フローリング・クロス等・・・ちなみに玄関ドアや窓・サッシュは含まれません)

土地や建物の共用部分等に残りの8割の財産が「マンション管理組合」により管理運営がされています。

これを機会に関心を持ってみませんか?

マンション管理組合に。

こんにちは!サラリーマン・マンション管理士ブログの「サラ管」です。

先ずは簡単な自己紹介です。

私はサラリーマンの傍らで「マンション管理士」としてのスキルアップを日々心掛けてるアラフィフおやじの「サラ管」です。

好きな言葉は「継続は力なり」。サラ管ブログを通じて、皆様の人生において私の人生経験が少しでも役立てればと思い、記事を書き記したいと思います。

それでは本題に入っていきたいと思います。

この建物は【分譲マンション】それとも【賃貸】?見分け方のポイントを解説

 

建物を見て「分譲マンション」と「賃貸」の違いを見分ける方法です

 

 

○○さんはこの建物に住んでいるみたいだけど、購入したんかなぁ?それとも賃貸なのかなぁ?

 

このように「分譲マンション」と「賃貸」のどっち?

と考えたことはありませんか?

豪華な都心のワンルームなど、「分譲」あるいは「賃貸」の見分けがつきにくいもが多いですよね。

 

結論を申しますと、

建物および敷地内の看板や掲示物等に「○○○○マンション管理組合」と示されていれば、その建物はマンションです。
管理組合の定義として、区分所有法や国土交通省が示す「マンション標準管理規約」によれば、
区分所有法第3条(区分所有者の団体)区分所有者は、全員で、建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体を構成し、この法律の定めるところにより、集会を開き、規約を定め、及び管理者を置くことができる
標準管理規約第6条(管理組合)
 区分所有者は、区分所有法第3条に定める建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体として、第1条に定める目的を達成するため、区分所有者全員をもって○○マンション管理組合(以下「管理組合」という。)を構成する。
とあります。区分所有関係が成立した時点で必然的に管理組合(管理を行う為の団体)が構成されるという事です。

パッと見で、この建物は管理が行き届いてないので「賃貸」だな・・・と思ってエントランスの掲示物を見たら、「○○○○マンション管理組合」と記され分譲マンションだったりすることがたまにあります。

 

マンション管理士目線で、建物を見て「分譲マンション」と「賃貸」の違いを見分ける方法です。

 

こんなこと記事にして何の役に立つのだろうか?

と考えましたが、

 

・「住まいの雑学」として身に付けたい方

・見分ける必要がある仕事等に就いている方

 

におススメです!

 

(無理やり感がありますが・・・)

 

私の判断材料が少しでも皆さんのお役に立てればと思い書き記します(・・?

【呼び方の違い】「分譲マンション」と「賃貸」

 

・建物を見分ける前に押さえたいポイント、それが「見出し」の確認です。

「分譲マンション」と記していますが、「賃貸マンション」とは記していません。

 

なぜでしょうか?

 

それは、「マンション」に明確な定義があるからです。

 

 

平成12年に定められた「マンション管理適正化法」により、マンションとは「二人以上の区分所有者がいる建物で、人の居住の用に供する部分があるもの」と定義づけられています。

 

マンション管理適正化法第2条 (定義) 

この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号の定めるところによる。

一  マンション 次に掲げるものをいう。

 二以上の区分所有者建物の区分所有等に関する法律 (昭和三十七年法律第六十九号。以下「区分所有法」という。)第2条第2項 に規定する区分所有者をいう。以下同じ。)が存する建物で人の居住の用に供する専有部分(区分所有法第2条第3項 に規定する専有部分をいう。以下同じ。)のあるもの並びにその敷地及び附属施設

 

従いまして、マンションに見える豪華な建物でも、

 

・ワンオーナーの建物

1人で所有している建物はマンションではありません。

・オーナー(区分所有者)が複数名いるが、オフィス専用となっている建物

人が住んでないとマンションに該当しません。

 

「賃貸共同住宅」や「オフィスビル」などと呼びます。

 

「マンション管理適正化法」が定められる以前は、マンションの明確な定義は有りませんでした。現在もその名残があるので「賃貸共同住宅」が「賃貸マンション」と呼ばれることが良くあります。

【見た目の違い】「分譲マンション」と「賃貸」

 

話をもどしますが、「分譲」と「賃貸」の違いを見分ける方法とは、

1.外観および敷地内付属物(「入居者募集中」などの掲示物の有無)。

2.集会室がある。

3.管理人室がある。

4.集合ポストに「管理組合名義」のポストがある。

5.掲示板の掲示物に「○○○○管理組合」が発行した掲示物がある。

6.エレベーター内に「○○○○管理組合」が発行した掲示物がある。

7.敷地内の、例えば「敷地内の立入禁止○○○○管理組合」の看板がある。

 

以上より総合的に判断しますが、4~7に1つでも該当すればその建物は「マンション」とみることが出来ます。

 

まとめ

・マンションとは、「二人以上の区分所有者がいる建物で、人の居住の用に供する部分があるもの」ですので「賃貸」は該当しません。「分譲」のみ「マンション」と名乗ることが出来ます。

・見分け方は、「○○○○管理組合」と建物内の掲示物や敷地内のどこかに看板等に表示していることが確認出来たら、それは「分譲マンション」です。

 

 

 

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