サラ管ブログのはじめに
他人任せで本当に良いのですか?あなたの約8割もの財産を‼
仮にマンションの購入金額が3000万円だとします。
その内あなたが直接享受できる利益はせいぜい約2割の600万円分しかありません。
実際、あなたの部屋を見渡してください。
3000万円分の価値を実感できますか?
あなたの目で見えるものが約2割の価値という事です。(キッチン・ユニットバス・洗面・扉等の造作・フローリング・クロス等・・・ちなみに玄関ドアや窓・サッシュは含まれません)
土地や建物の共用部分等に残りの8割の財産が「マンション管理組合」により管理運営がされています。
これを機会に関心を持ってみませんか?
マンション管理組合に。
こんにちは!サラリーマン・マンション管理士ブログの「サラ管」です。
先ずは簡単な自己紹介です。
私はサラリーマンの傍らで「マンション管理士」としてのスキルアップを日々心掛けてるアラフィフおやじの「サラ管」です。
好きな言葉は「継続は力なり」。サラ管ブログを通じて、皆様の人生において私の人生経験が少しでも役立てればと思い、記事を書き記したいと思います。
それでは本題に入っていきたいと思います。
【買ってはいけない!】エレベーターが中古住宅の価値を決める⁉重要ポイント
投稿日2022.9.28
更新日2021.2.7
「変わったエレベーターだなー!」
「若いうちなら問題ないけど、年取ったら大変そう!」
変則エレベーターのマンションは購入対象外にすべきです!
最初から脱線しますが、今回の記事のきっかけはアマゾンプライムで映画「家族ゲーム」(松田優作主演)の鑑賞からでした。
内容は、問題のある受験生を抱えた家族をコミカルに描いた映画でマンションを舞台に構成されたもので、その中で最近のマンションでは見られないような「エレベーターの大きな階数表示板」を目にした際に、今回の記事を記そうと考えました。
非常にマニアックな着眼点ですが・・・。
そこでエレベーターの歴史を遡ると、日本最初のエレベーターは1890年(明治23年)の「凌雲閣」と言われています。
私のエレベーターに対する想いは小学校低学年の頃(今から40年以上も前)に遡りまが、母によく連れていかれたデパートのエレベーターや高層階の集合住宅用のエレベーターに乗る際のドキドキ感や高揚感がとても大きく、意味もなく何度も乗り降りしたことを思い出します。
当時「エレベーター」はかなり珍しかったと記憶しています。
なので、戦後普及した物かと思ったので調べてみると、日本では電動式エレベーターの歴史は意外に古く、1890年(明治23年)の12階建て展望台「凌雲閣」に設置されたのが最初だそうです。
良く考えてみると、1960年代の高度成長期にマンションの建設ラッシュが始まり、当時は高層マンションがまだ少ない時代だったので、そのように感じたのも納得ができます。
それでは本題にはいります!
避けるべきエレベーター
スキップタイプのエレベーターが2機(偶数階と奇数階用)なので各階に停止はしますが・・・
あるマンションを訪れた際、特に何も考えずに「エレベーター」に乗りました。
目的の停止階ボタンを押そうとしたところ、「目的階のボタン」がありません。
「あぁ、スキップフロアのエレベーターか・・・」
それも、1階とばし(1・3・5・7・・・)の珍しいタイプだなぁと思い、階段で1階下りて目的の部屋にたどり着きました。
用事を済ませた後、スキップタイプである事をうっり忘れてエレベーターホールに行ったところ、本来ある筈もない「エレベーターの扉」があるではありませんか!
「???」
解けないと思いますので解答です。
それも、2台横並びで仲良く
メチャクチャ使いにくいし、なんでこのようなもの作ったの?と思いました。そこで管理員さんに聞きましたが、
分からない
たまたまその場にいた管理会社のフロントマンにも確認しましたが
分からない
との事でした。
エレベーターは階数に応じて停止するのが現代の常識ですが、昔のマンションには様々な変則タイプのエレベーターありました。
従いまして、
以下のようなエレベーターは避けるべきです!
コスト重視でマンションを作れば売れる、といった時代だったのでしょうか。
メゾネットタイプ(住宅内部に内階段があり、2階以上の階層で構成)のような、セレブマンションでは今でも需要はあるかもしれませんが・・・。
「老後の生活」と「資産価値」を考えれば避けるべきマンションです。
マンションの選択は将来を見据えて・・・
・中古マンションはバリアフリーが進んでない場合も・・・。このようなマンションは管理運営が杜撰な場合が多いです。
超高齢化社会を迎える中で、特定の階だけ停止するエレベーターしかないマンション、ましてやエレベーター無しのマンションは選択肢から外しましょう。
また、中古マンションの場合はバリアフリーの行き届いてないマンションも数多くあります。
例えば、エントランスには傾斜が緩やかなスロープがありバリアフリー化されてるけど、それ以外の箇所では整備されてない、なんてこともしばしば見受けられます。
バリアフリー化が住んでるマンションを選びましょう!
資産価値として・・・
エレベーターから考えるマンションの選び方
利便性や実用性はもちろんですが、資産価値という観点からもマンション購入の際は十分な検討が必要です。
例えリノベーションが立派にされた部屋でも、購入対象のマンションのフロアにエレベーターが止まらない、或いは変則エレベーター等を採用しているのなら資産価値としては大きなマイナスであり、検討の対象外とすべきです。
マンション購入の際は総合的な判断が必要であり、特に見落とされがちな「プロの視点」が重要です。マンション管理士等の専門家を活用する事をお勧めします。
まとめ
・リノベーションが立派にされた部屋でも、そのマンション自体が変則的なエレベーターを採用しているのなら、検討対象外とすべきです。
・中古マンション購入の検討の際は、利便性・実用性はもちろんですが、資産価値という観点からも十分な検討が必要です。
・超高齢化社会を迎える中で、特定の階だけ停止するエレベーターしかないマンション、ましてやエレベーター無しのマンションは選択肢から外すべきです。バリアフリー化が住んでるマンションを選びましょう。
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