マンション購入の際に注意すべきポイントPART7【雑排水管清掃】編

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サラ管ブログのはじめに

他人任せで本当に良いのですか?あなたの約8割もの財産を‼

仮にマンションの購入金額が3000万円だとします。

その内あなたが直接享受できる利益はせいぜい約2割の600万円分しかありません。

実際、あなたの部屋を見渡してください。

3000万円分の価値を実感できますか?

あなたの目で見えるものが約2割の価値という事です。(キッチン・ユニットバス・洗面・扉等の造作・フローリング・クロス等・・・ちなみに玄関ドアや窓・サッシュは含まれません)

土地や建物の共用部分等に残りの8割の財産が「マンション管理組合」により管理運営がされています。

これを機会に関心を持ってみませんか?

マンション管理組合に。

こんにちは!サラリーマン・マンション管理士ブログの「サラ管」です。

先ずは簡単な自己紹介です。

私はサラリーマンの傍らで「マンション管理士」としてのスキルアップを日々心掛けてるアラフィフおやじの「サラ管」です。

好きな言葉は「継続は力なり」。サラ管ブログを通じて、皆様の人生において私の人生経験が少しでも役立てればと思い、記事を書き記したいと思います。

それでは本題に入っていきたいと思います。

 

マンション購入の際に注意すべきポイントPART7【雑排水管清掃】編

最終更新日 令和5年8月2日

マンションの駐車場に高圧洗浄車が止められ、そこから細く長いホースが廊下伝いに住戸につながっているのを見かけたことはありませんか?

 

マンションにお住まいの方ならご存じだと思いますが、

そうです。雑排水管の清掃作業です。

 

多くのマンションでは1年に1回、少なくても2年に1回は清掃が行われている筈です。

従いまして、中古マンションをお探しの方は、

年1回は雑排水管清掃が行われているマンションである事を確認する

これだけは押さえておいてください。仲介業者の担当者に確認することが出来ます。

 

また、排水管の更生更新工事の計画がなされているかの確認も必要ですが、ここでは割愛します。

 

それでは、中古マンション購入前に押さえておきたいポイントを解説したいと思います。

雑排水管とは?

そもそも、雑排水管とは?

「洗面」「風呂場」「キッチン」「洗濯パン」の排水口に続く「管」の事です

そして、それらの場所から流される水を処理する配管の事を「雑排水管」と呼びます。

(ちなみに、トイレの汚水管に関しては水量、水圧及び管径等の関係で清掃は必要ないと言われています。但し、条件次第では清掃が必要となる場合もあるので、心配な方は調査を依頼してみても良いかと思います。)

 

雑排水菅の場所

では、雑排水管の場所は?

多くは人目につかないところにあります

具体的には、

専有部分内にある各造作から床下にある「横引き(横枝)管」を通って共用部分にある「縦管」までひかれます。

縦管では各戸(例えば405号室・305号室・205号室・105号室の縦系統)の雑排水をまとめて排水する管で、多くは共用廊下等に面した「パイプスペース」内で確認することが出来ます。

ちなみに、専有部分の「枝管」は床とスラブの間にありますが、建築時期が古いマンションではスラブ下にある事もあり、この場合「枝管」は共用部分になると考えられます。

そして最後に、地中の「排水横主管」から公共の下水本管へつながります。

 

清掃箇所

専有部分と共用部分のそれぞれにおいて行われます。

【専有部分】

・キッチン

・風呂場

・洗濯機

・洗面所

【共用部分】

・雑排水

・排水横主管の「第一舛」まで

 

において清掃が行われるのが一般的です。

なぜ清掃が必要なのか?

では、なぜ定期的に清掃が必要なのでしょうか?

 

配管の詰まりや悪臭の原因になるからです

 

排水管には、食事の残り物、毛髪、石けん、糸くずなどの様々な汚れが付着します。汚れが蓄積されると排水に不具合が生じ、詰まりや悪臭の原因になります。

そこで、高圧洗浄等により定期的に清掃を行う事により、これらの汚れを取り除きます。

また、排水管の流れが保たれれば、管の劣化を防ぐことにもなりますし、資産価値の維持にもつながります。

従いまして、概ね年1回程度の洗浄が必要とされています。

ちなみに、戸建て住宅では、パイプユニッシュなどの市販の配管洗浄剤で定期的に清掃される方も多いかと思いますが、マンションの場合は配管の詰まりが原因で他の住戸に与える影響が大きい事から、共用部分と専有部分を併せて清掃します。

雑排水菅の清掃の頻度

それでは、一般的には雑排水管の清掃はどのくらいの頻度で行われるのでしょうか?

年1回程度、少なくとも2年に一回は、定期的かつ継続的に実施されている必要があります。

また、マンションでは一般的に「配管継手」と「立て管」を共用部分、「枝管」の部分を専有部分としています。(但し、「枝管」の場所によっては「共用部分」と判断されることもあります。)

このように、雑排水管が、専有部分と共用部分に一体として存在することから、同時に行われることが一般的です。

 

多くのマンションでは、総会の「事業計画」で実施時期の報告が行われ承認決議がなされます。従いまして、総会資料で容易に実施の確認も出来るので、仲介業者の担当者に確認してみると良いでしょう。

 

 

まとめ

・清掃箇所は、専有部分では「洗面」「風呂場」「キッチン」「洗濯パン」の排水横管。共用部分では排水縦管の清掃を行います。

・通常は年1回程度、少なくても2年に1回は雑排水管の清掃が行われます。

・清掃の有無や回数は、仲介業者の方に確認して下さい。マンションにおいては毎年の事業計画において実施時期が定められています。

 

 

 

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